雨の少ない梅雨が続いていますが、涼しい日を選んで自然教育園に行ってきました。6月に自然教育園に行くのは初めてで、鬱蒼とした緑しかイメージできず、いったいどのような花が見られるのだろうかと、少し不安な気持ちで出かけました。
入り口付近の路傍植物園では、案の定、常緑樹だけではなく、当然、落葉樹もしっかり生い茂って暗いイメージです。しかし、春に蕾や花だけを生けたアブラチャンを見つけて、「葉はこんな感じで付くのね」のような発見があり、葉の流れも美しいので、この季節にも生けられると思いました。4月に花を見たホウチャクソウもしっかりと実を付けています。
少し開けた武蔵野植物園の近辺では、ノカンゾウの群生が美しかったです。この花は、籠に生けたことがあります。植物園では、緑の中にうずまっていて、オレンジ色の花だけが目立つのですが、根際から生えている細長い線型の葉を上手に扱うと、野性味あふれる作品になったのを覚えています。
ヤブニンジンも群生していて美しかったです。一輪挿しにスッと入れたら、涼しげですね。
水生植物園の水際では、イヌヌマトラノオとチダケサシの群生を見ることができます。かわいらしい!! イヌヌマトラノオ、チダケサシは、それぞれ籠に伸びとともに(フトイなど)入れるのもよいですし、茶花でしたら、もう一種類たして両方一緒に入れるのかしらなどと、様々な場面を思いながら楽しみました。




Comments